住友林業vs三井ホームを比較!違い・どっちが良いかも解説

住友林業と三井ホームを比較 違い・どっちが良いか アイキャッチ

住友林業と三井ホームは、どちらも品質とデザイン性に定評がある大手ハウスメーカーです。住友林業は「木の家」の温もりと自由設計を追求し、三井ホームはプレミアムな木質パネル工法が人気。

住友林業と三井ホームは、さまざまな点で違いがあり、どっちが良いかは重視ポイント次第となります。そこで今回の記事では、住友林業と三井ホームを多角的に比較し、その違いをわかりやすく解説します。どっちが良いかも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

住友林業と三井ホームの違いを比較

住友林業と三井ホームを比較 違い・どっちが良いか 検討のイメージ

注文住宅メーカー選びでは、「会社規模」「価格」「性能」「保証」「工期」など、多角的に比較することが大切です。住友林業は300年以上の歴史を持つ木材老舗、三井ホームは三井不動産グループの木造住宅専業メーカーとして、それぞれ異なるアプローチで高品質住宅を提供しています。7つの視点で違いを見ていきましょう。

会社情報

まずは、住友林業と三井ホームの会社規模を比較していきましょう。資本金や従業員数は、企業の安定性を示す大事な指標です。

項目住友林業三井ホーム
設立1948年2月20日1974年10月11日
資本金551.01億円(2024年12月末時点)139.07億円(2025年4月1日現在)
従業員数26,741名(連結・2024年12月末)2,708名(2025年4月1日現在)
本社所在地東京都千代田区大手町1-3-2東京都江東区新木場1-18-6

住友林業は、1691年創業の木材卸売から住宅事業まで手がける総合企業です。三井ホームは、1974年設立の注文住宅専門メーカーとなっています。

比較ポイント

  • 住友林業は江戸時代創業、三井ホームは1974年設立と歴史に差がある
  • 資本金・従業員数で住友林業が約4倍の規模を誇る
  • 両社とも全国に直営・販売網を持ち、アフター体制を充実

販売戸数(着工数)

着工実績は、供給力とブランドの信頼度を示す指標です。そこで、住友林業と三井ホームの2024年着工数を比較してみます。

項目住友林業三井ホーム
年間着工数約5,584棟(推定・2024年)約2,585棟(推定・2024年)

住友林業は、三井ホームの約2倍の着工数です。このことから、住友林業の方が規模が大きいことが推測されます。

比較ポイント

  • 着工数で住友林業が約2倍以上の規模感
  • 三井ホームはオーダーメイド中心でニッチ展開
  • 大手としての安定供給力に差

坪単価(住宅価格)

坪単価は、建物本体の価格目安です。住友林業・三井ホームでは、仕様や設備内容によって幅があります。以下で、その違いを比較してみました。

項目住友林業三井ホーム
坪単価相場約70~90万円/坪前後約76~130万円/坪前後

住友林業は、大開口BF構法や高断熱装備込みと高性能。三井ホームは、フルオーダー中心で幅広い価格帯が特徴です。

比較ポイント

  • 住友林業は上限約110万円、三井ホームは最大約130万円
  • 設備・工法の違いが単価に直結
  • 坪数やプランで大きく変動

商品

主力商品は、住友林業と三井ホームで、それぞれ異なる設計思想と標準装備を反映しています。以下で、両社が取り扱っている主な商品を比較しました。

会社商品名特徴
住友林業MyForest BFBF構法による大開口・耐震等級3対応(ビッグフレーム構造で広がりと強度を両立)
住友林業GRAND LIFE(平屋)段差なしバリアフリー+長い軒で庭との一体感を実現
三井ホームORDER・プレミアム・モノコック構造で高い耐震性を獲得
・天井が高く大空間
三井ホームSELECT規格住宅だけれども100種以上の選択肢から選べる

住友林業は、温かな木質感と大空間が魅力的です。三井ホームは、モノコック構法と自由度の高さを打ち出しています。

比較ポイント

  • 住友林業は大開口とバリアフリー平屋に強み
  • 三井ホームは一体構造とオーダーメイド性に特徴
  • 標準装備の違いが価格と暮らし心地に直結

住宅性能(耐震性・断熱性・耐火性など)

住友林業と三井ホームは、どちらも高性能な住宅性能を誇ります。そこで、以下の比較表で、構造・断熱・省エネ・耐火性能などを比較し、安全性と快適性を探ります。

スクロールできます
項目住友林業三井ホーム
構造BF構法(ビッグフレーム)
耐震等級3対応・震度7級実験クリア
プレミアム・モノコック構法
耐震等級3対応
断熱・気密外張り断熱+Low-E複層ガラス+360°熱交換換気
UA=0.32W/㎡K
HEAT20 G2相当+C値0.5以下+HEMS連携
冷暖房費15%節減
省エネZEH対応・エネファーム標準装備
一次エネ等級6
スマートハウス(HEMS標準)
太陽光発電×蓄電システム対応
耐火・防火BF-耐火構法(木材被覆+不燃材)
準耐火構造対応
耐火構造+不燃材料使用
耐火区画対応
基礎ベタ基礎(板厚180mm+立上り160mm)
シロアリ・湿気対策
布基礎+地盤改良提案

住友林業はBF構法と外張断熱で快適性と耐震性を両立、三井ホームは一体構造+HEMSでスマート性能を強化しています。

比較ポイント

  • 住友林業は大開口×外断熱でムラのない快適さ
  • 三井ホームはモノコック構法×HEMSで省エネを最適化
  • 耐火・基礎補強も両社標準装備

アフターフォロー体制

アフターフォロー体制は、住友林業と三井ホームで違いがあります。そこで、建てた後の安心を支える「保証」と「点検」の体系を比較しましょう。

項目住友林業三井ホーム
初期保証法定10年保証+構造主要部20年無償保証実質10年
延長保証有償メンテナンスで10年刻み最長60年まで延長可定期メンテナンス実施で最長60年保証継続可(防水・防アリは定期メンテをした場合永年保証)
定期点検無償点検:3ヶ月・1年・2年・5年・10年・15年・20年・25年・30年(最長60年無料)無償点検:2年、10年、20年、30年点検(点検自体は最長60年実施)

住友林業は、最長60年まで無料点検を実施。三井ホームは、60年保証に連動して定期無料点検を行います。

比較ポイント

  • 住友林業は60年無料点検&保証延長可
  • 三井ホームは最長60年保証体系(防水・防アリは定期メンテで永年)
  • 両社とも法定以上のサポートで安心感が高い

工事期間

住友林業と三井ホームは、どちらも工期が似ているのが特徴です。分かりやすいように、設計開始から完成まで、おおむねどれくらいかかるかを比較しました。

項目住友林業三井ホーム
設計期間約3~4ヶ月(プランニング・見積もり)約3~4ヶ月(打合せ・プランニング)
施工期間約4~5ヶ月約4~5ヶ月

両社とも設計に約3~4ヶ月、施工に約4~5ヶ月、合計約8~9ヶ月で完成が見込めます。ただし、工事期間はプランの自由度や工法で前後するので、あくまで目安として参考にしてください。

比較ポイント

  • 合計8~9ヶ月が標準的なスケジュール
  • プラン複雑度や仕様追加で設計期間が長くなる場合あり
  • 企画型プランの活用で工期短縮も可能

住友林業と三井ホームどっちが良い?

住友林業と三井ホームを比較 違い・どっちが良いか悩んでいるときの風景

住友林業と三井ホーム、どちらも木造注文住宅で高い評価を得る大手メーカーです。木の質感と開放感を追求する住友林業に対し、三井ホームは「プレミアム・モノコック構法」で圧倒的な耐震実験実績を打ち出しています。数字と効果で比較し、自分にぴったりの一社を見つけましょう。

比較項目住友林業三井ホーム
年間引渡戸数約5,584棟約2,585棟
平均坪単価約70~90万円/坪前後約76~130万円/坪前後
主力商品MyForest BF
– BF構法で大開口×耐震等級3級対応
ORDER
–プレミアム・モノコック構造で高耐震×大空間
耐震性震度7級相当の揺れを数回クリア
–木の梁で揺れを受け流す構造
震度7連続60回実験クリア
–揺れを約30%低減する一体構造
断熱性UA=0.32W/㎡K(外張断熱+通気壁)
–冷暖房効率20%向上
HEAT20 G2相当+C値0.5以下
–冷暖房費15%節約
初期保証30年10年
定期点検最長60年無料最長60年継続可
工事期間設計3~4ヶ月+施工4~5ヶ月(計約8~9ヶ月)設計3~4ヶ月+施工4~5ヶ月(計約8~9ヶ月)
住友林業がおすすめの人
  • 大きな窓と木の温もりを生かした開放感ある住まいが欲しい
  • 最長60年無償点検を活用し、長期にわたってメンテ費用を抑えたい
  • 外張断熱×高気密の省エネ設計で、光熱費をできるだけ節約したい
三井ホームがおすすめの人
  • 究極の耐震実験(震度7×60回)をクリアした構造で安心を最優先したい
  • オーダーメイドでこだわりを反映させたい
  • スマートハウス機能を活かし、ZEH・HEMSで未来の暮らしをデザインしたい

住友林業は「木質×大開口×長期無償点検」で自然素材と安心を両立。

三井ホームは「プレミアム・モノコック構法×フルオーダー」で耐震性と自由度を極めています。

どちらを重視するか、あなたの優先順位で最適なメーカーを選んでください。

住友林業と三井ホームをまとめて比較する方法

住友林業と三井ホームをまとめて比較する方法 イメージ

住友林業と三井ホーム、どちらも木の温もりを活かした注文住宅で高い評価を得ていますが、プランや価格、性能、サポート体制には微妙な違いがあります。まずは自宅で複数社の資料を一括請求してスペックや見積もりを並べ、比較検討。次に相談カウンターで実際のサンプルや専門スタッフの意見を直接聞くと、違いがぐっとクリアになります。

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住友林業と三井ホームを比較してどっちが良いのか決めよう!

住友林業と三井ホームを比較 違い・どっちが良いか決めようとしているときのイメージ

住友林業と三井ホームは、どちらも甲乙つけがたい魅力的なハウスメーカーです。

住友林業は、木のあたたかみと自由設計で、素材の質感や自然との調和を重視したい人に最適です。三井ホームは、高性能な断熱・耐震を標準装備し、長期にわたる快適性と安全性を確保したい人に向いています。

どちらを選ぶかは、デザインにこだわるか、性能を重視するか、自分の暮らしの優先順位を明確にして判断してください。

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