住友林業と大和(ダイワ)ハウス比較!違い・どっちが良いか解説

住友林業と大和(ダイワ)ハウス比較 アイキャッチ

注文住宅の検討で、必ずと言っていいほど候補に挙がる「住友林業」と「大和(ダイワ)ハウス」。両社は、企業規模や住宅性能、坪単価などに明確な違いがあります。そのため、比較してどっちが良いか迷う方も多いでしょう。

そこで今回の記事では、住友林業と大和ハウスの企業規模や施工実績、複数の視点からその「違い」を徹底解説。メリット・デメリットを押さえて、最適なハウスメーカーを見極めるポイントをわかりやすくお届けします。

目次

住友林業と大和(ダイワ)ハウスの違いを比較

住友林業と大和(ダイワ)ハウスの違いを比較 比較のイメージ

住友林業と大和ハウスは、どちらも国内を代表するハウスメーカーです。しかし、事業規模や商品ラインナップ、性能・アフターサポート体制などに違いがあります。それぞれの特徴を押さえて、あなたに合う方を選びましょう。

会社情報

まずは歴史や資本力、組織規模から両社の信頼性を探ります。創業年や資本金は企業の安定性を示す重要な指標です。

項目住友林業大和ハウス
設立1948年2月20日1955年4月5日
資本金約551億円(2024年12月末)約1,622億円(2025年3月末)
従業員数26,741名50,390名
本社所在地東京都千代田区大手町1-3-2大阪府大阪市北区梅田3-3-5

住友林業は、創業300年以上の歴史を持つ木材老舗で、資本金551億円・従業員約2.7万人の体制となっています。

一方、大和ハウスは1955年創業の鉄骨造大手で、資本金1,622億円・従業員約5万人という巨大規模です。

比較ポイント

  • 住友林業は江戸時代創業の伝統企業、大和ハウスは戦後設立の総合住宅メーカー。
  • 資本金・従業員数で大和ハウスが約2.9倍の規模を誇る。
  • 両社とも全国に直営・販売網を持ち、アフターサービス体制を強化。

販売戸数(着工数)

続いて、住友林業・大和ハウスの戸建注文住宅の引渡・着工数で供給力を比較します。比較結果は以下のとおりです。

住友林業大和ハウス
年間着工戸数8,596棟(2024年度引渡)7,019棟(2023年度戸建着工)

住友林業は2024年度に8,596棟を引き渡し、大和ハウスは2023年度に7,019棟を着工しました。両社とも数千棟規模で供給力に優れていますが、住友林業がやや上回っています。

比較ポイント

  • 住友林業は木造注文住宅中心、大和ハウスは分譲・賃貸含む総合展開。
  • 着工数の差は約1,500棟で、木造需要の高さを反映。

坪単価(住宅価格)

住友林業と大和ハウスは、どちらも。以下で、家づくりの予算を把握するための目安となる坪単価を比較します。

住友林業大和ハウス
坪単価相場約70~90万円/坪前後約80~90万円/坪
特徴木質感・デザイン重視、長期耐久設計で将来のメンテコストを抑制ZEH標準&HEMS連携で省エネ強化、鉄骨・木造両対応

住友林業は木の質感やデザインを重視し、長く住むほどメンテコストを抑えられる設計。大和ハウスはZEH標準やHEMS連携でエネルギー管理を最適化する省エネ住宅を提供します。

比較ポイント

  • 住友林業はデザイン性と木質感
  • 大和ハウスは省エネ性能とスマート機能に特徴。
  • どちらを重視するかでコストバランスが変わる。

商品

住友林業と大和ハウスは、それぞれ推している商品が違います。そこで、両社の代表的な商品ラインアップと特徴を比較します。

住友林業大和ハウス
MyForest BF
– BF構法で大開口と耐震等級3級対応
xevo Σ
– D-NΣQST制震壁で震度7級を4連続クリア
GRAND LIFE(平屋)
– 段差なしバリアフリーと庭との一体感
Smart Selection
– ZEH標準×規格プランで価格設計が明快
PROUDIO(都市型木造3~4階建)
– 大開口×防火性能
Smart Design
– セミオーダー規格でコスト抑制と自由度の両立
The Forest BF
– 深い軒の水平ライン×木質感
xevo GranWood
– 遮熱外張断熱+高気密でパッシブ設計

住友林業はBF構法の大開口設計や平屋のバリアフリー提案など、木の魅力を生かした多彩な商品。

大和ハウスは強力な制震壁を備えるxevoシリーズと、規格プランで価格がわかりやすいSmartシリーズが主力です。

比較ポイント

  • 住友林業は木質感と大開口に強み。
  • 大和ハウスは制震性能と省エネ規格住宅で差別化。
  • 規格 vs 自由設計の選択肢が異なる。

住宅性能(耐震性・断熱性・耐火性など)

快適・安全に暮らすための主要性能を、公式データをもとに比較しました。住友林業と大和ハウスの主な違いは以下のようになっています。

スクロールできます
項目住友林業大和ハウス
構造BF構法(ビッグフレーム)
– 耐震等級3級対応
-大梁で大開口が可能
鉄骨軸組+D-NΣQST制震壁
– 震度7級相当を4回の実験でクリア
-揺れ幅30%低減
外壁外張り断熱+通気外壁
– Low-E複層ガラス&アルゴン封入
-UA=0.32 W/㎡K
遮熱外張り断熱工法
– 遮熱コーティング+高気密
-HEAT20 G2/G3対応可
基礎ベタ基礎(板厚180mm+立上り160mm)
– 維持管理等級3対応
布基礎+地盤改良提案
– 耐震等級3級を標準でクリア
断熱・気密360°トリプル断熱+熱交換換気
– 熱交換率93%
– 省エネ等級6、ZEH対応
・HEAT20 G2相当
・C値0.5以下保証
– 冷暖房費15%節約
省エネ・HEMS・ZEH対応
・エネファーム標準
– 一次エネ等級6対応
・スマートハウス(HEMS標準)
– 太陽光発電×蓄電池対応
耐火・防火BF-耐火構法
– 木材被覆+不燃材で準耐火構造対応
耐火構造+不燃材料使用
– 防火区画・耐火等級準拠

住友林業は、BF構法や通気外壁で木造の断熱性を強化し、制震と省エネ性能を高めています。

大和ハウスは、遮熱断熱工法+制震×スマートハウス技術という総合的性能で、安全・快適を両立させています。

比較ポイント

  • 住友林業は木造特有の断熱×制震×大開口を両立。
  • 大和ハウスは鉄骨制震と遮熱断熱の組み合わせで高い総合性能。
  • ZEH/HEMS標準化の有無でランニングコストに差が出る。

アフターフォロー体制

住友林業・大和ハウスのアフターフォロー体制は、さまざまな点で違います。そこで、建てた後の保証と点検プログラムなどを比較していきましょう。

住友林業大和ハウス
初期保証構造躯体および防水:30年構造・防水:30年
延長保証10年刻み最長60年まで延長可能(有償メンテ条件あり)15年ごとに60年まで延長可能(有償メンテ条件あり)、60年以降も診断・保証あり
定期点検3ヶ月・1年・2年・5年・以後5年ごとに無料点検、(延長保証時)最長60年無料1ヶ月・1年・2年、以後5年ごとに30年まで無料
30年以降:有償

住友林業は、有償メンテナンスで60年保証に延長でき、最長60年の無料点検を実施します。大和ハウスも同じく、15年ごとに60年まで保証を延長でき、それ以降も耐久性能調査(試験)・耐久性能診断書を作成を行ってくれます。

比較ポイント

  • 住友林業は、最長60年まで無料で点検対応。
  • 大和ハウスは、最長60年延長保証&60年目以降も調査・診断書を作成
  • 両社とも法定以上の保証を用意し、将来の安心をサポート。

工事期間

住友林業・大和ハウスは、どちらも工期が短い傾向があります。以下は、設計開始から着工、完成までのおおよそのスケジュール感の比較です。

住友林業大和ハウス
設計~着工約3~4ヶ月約3~4ヶ月
着工~完成約4~5ヶ月約4~5ヶ月

両社とも設計に約3~4ヶ月、工事に約4~5ヶ月を要します。つまり、計約8~10ヶ月で住まいが完成するスケジュールです。ただし、設計の自由度やプランの複雑さで前後する場合があるので、あくまで目安として参考にしてください。

比較ポイント

  • 住友林業・大和ハウスともに、設計~完成まで最短8ヶ月・最大10ヶ月程度が目安。
  • 設計の自由度が高いほど、検討期間が長くなる傾向。
  • 早期入居を希望する場合はシンプルプランを選ぶと短縮可能。

住友林業と大和(ダイワ)ハウスどっちが良い?

住友林業と大和(ダイワ)ハウスどっちが良いかのイメージ

住友林業・大和ハウスかで選ぶとき、重視すべきポイントは人それぞれです。以下の比較表とおすすめリストから、自分にぴったりの一社を見つけましょう。

比較項目住友林業大和ハウス
年間引渡戸数約8,596棟約7,019棟
平均坪単価約70~90万円/坪前後約80~90万円/坪前後
耐震性BF構法+グルーラム大梁
–震度7級実験クリア(8回)
D-NΣQST制震壁
–揺れを約30%低減、震度7級4回クリア
断熱・省エネ性能UA=0.32 W/㎡K(外張断熱+通気壁+Low-E複層ガラス)
–冷暖房効率約20%向上
HEAT20 G2相当+C値0.5以下
–冷暖房費約15%節約
初期保証構造・防水:30年構造・防水:30年
延長保証最長60年(点検も延長60年無料)最長60年(60年目以降も調査・診断書作成)
工事期間設計3~4ヶ月+施工4~5ヶ月(計約8~9ヶ月)設計3~4ヶ月+施工4~5ヶ月(計約8~9ヶ月)
住友林業がおすすめの人
  • 大開口の木質空間と、耐震等級3級の安心感を両立させたい
  • ZEH対応の高断熱外張り断熱で、光熱費を抑えつつ木の温もりを楽しみたい
  • 無料点検を利用して、将来のメンテナンス費用を最小化したい
大和ハウスがおすすめの人
  • 最新の制震技術で、地震リスクを徹底的に低減したい
  • スマートハウス機能で最新の省エネ住宅を求めたい
  • 坪単価は高めでも、規模と技術力による安定供給を重視したい

住友林業は「BF構法×木質感×長期無料点検」で木造の魅力を最大化。

大和ハウスは「制震×ZEH×スマート機能」で先進性と安心を追求しています。

性能重視か最新技術重視かを決めて、自分にとって最適な選択をしてください。

住友林業と大和(ダイワ)ハウスをまとめて比較する方法

住友林業と大和(ダイワ)ハウスをまとめて比較する方法のイメージ

広い選択肢の中から、自分に最適なハウスメーカーを見つけるには「比較」のステップが欠かせません。住友林業と大和ハウスの違いを効率的に押さえるには、まずは最新パンフを取り寄せてスペックや価格を並べ、自宅でじっくり検討。さらに、実物サンプルや専門家の解説を直接確認できる相談窓口に足を運ぶと、判断材料が格段に増えます。

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住友林業と大和(ダイワ)ハウスを比較してどっちが良いか決めよう!

住友林業と大和(ダイワ)ハウスを比較してどっちが良いか決めよう 探している人のイメージ

住友林業・大和(ダイワ)ハウスは、どちらも人気と魅力があるハウスメーカーです。

住友林業は、木の質感や自由設計の温もりを重視し、自然素材による快適環境を求める人に向いています。一方、大和ハウスはユニット工法による強度と短工期を活かし、大開口や大空間をスピーディに実現したい人におすすめ。

比較するときは、メンテナンス性、デザインの好み、サポート体制など、自分の優先順位を明確にしましょう。優先順位を決めることで、納得のいく家づくりが進むはずです。

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