ヘーベルハウスvs積水ハウス比較！決め手・どっちが良いか解説

ヘーベルハウスと積水ハウスは、ともに国内トップクラスの実績と、ブランド力を誇るハウスメーカーです。しかし、採用する工法やデザイン、保証・サポート体制には大きな違いがあります。

そこで今回の記事では、ヘーベルハウスと積水ハウスを徹底比較し、両社の決め手となるポイントを押さえます。おすすめの人も紹介しているので、どっちが良いかも分かるようになりますよ。

ヘーベルハウスと積水ハウスの違いを比較

ヘーベルハウスと積水ハウスは、どちらも国内トップクラスの実績を誇るハウスメーカーです。両社は、その歴史や規模、商品ラインアップには微妙な違いがあります。ここでは会社情報から工事期間まで、7つのポイントでヘーベルハウス・積水ハウスを比較して紹介します。

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会社情報

ヘーベルハウス・積水ハウスは、国内外で多数の実績を誇り、長年にわたり安心・安全な住まいづくりに取り組んでいます。それぞれの設立年や資本金、本社所在地などを比較してみましょう。

項目	ヘーベルハウス	積水ハウス
設立	1972年11月	1960年8月
資本金	32.5億円（2025年3月末）	2,033億813万円（2025年6月4日）
従業員数	12,339名（2025年3月末）	連結 34,955名（2025年3月31日）

ヘーベルハウスは、旭化成グループの中核として約50年の実績をがあり、スリムな組織運営で革新を続けています。

一方、積水ハウスは60年以上の歴史と、圧倒的な資本力・人員で、住宅から街づくりまで多角的に事業を展開しています。

販売戸数（着工数）

住宅業界の市場動向をうかがう指標として、新築住宅の着工・引渡戸数は重要です。ここでは、ヘーベルハウス・積水ハウス最近の実績を比べます。

会社	推定引渡戸数（2024年度）
ヘーベルハウス	約11,878戸
積水ハウス	約10,369戸

ヘーベルハウスは、一貫工法のメリットを活かし1万戸超を供給しています。積水ハウスも同様に、1万戸前後で安定的に住宅事業を拡大しています。どちらも、全国レベルの供給力と言えます。

坪単価（住宅価格）

坪単価は、家づくりの予算感を掴む基本データです。ヘーベルハウス・積水ハウス、両社の相場感を比べてみましょう。

会社	坪単価相場	特徴
ヘーベルハウス	約80～120万円／坪（平均約90万円前後）	業界平均より高め
積水ハウス	約60万～150万／坪（平均約90万円前後）	業界平均より高め

ヘーベルハウスは、重量鉄骨＋ALC外壁の安心感がある代わりに、価格がやや高めの傾向があります。また、積水ハウスも同じく、高性能な住宅を提供するため、業界平均より高めです。

選ぶプランにもよりますが、予算感はほぼ同規模になると予想されます。

商品

ヘーベルハウス・積水ハウは、さまざまなプランが用意されています。そのなかでも、主力商品の特徴を比較することで、住まいのイメージがより明確になります。

会社	商品名	特徴
ヘーベルハウス	RATIUS	重鉄制震構造・大空間
	my DESSIN	プロ厳選プラン28万棟超、資産価値に定評
	CUBIC	シンプル立方体、敷地対応力◎
積水ハウス	イズ・ステージ（鉄骨1～2階）	重量鉄骨×陶器瓦、最上級の邸宅感
	ビエナ（鉄骨3～4階）	フレキシブルな多層居住を可能に
	シャーウッド（木造1～3階）	自然素材×木造軸組、型式認定済の安心感

ヘーベルハウスは制震技術と多彩なデザインが強み。積水ハウスは構法別にブランドをそろえ、ライフスタイルに合わせた選択ができます。

住宅性能（耐震性・断熱性・耐火性など）

ヘーベルハウス・積水ハウスは、どちらも住宅性能に違いがあります。安心・快適・永く住み続けるために、構造・外壁・基礎・省エネの各性能を比較しましょう。

性能	ヘーベルハウス	積水ハウス
構造	・重鉄制震・デュアルテックラーメン構造 ・ハイパワード制震ALC構造で揺れを低減	・鉄骨1～2階（イズ・ステージ）、3～4階（ビエナ） ・木造（シャーウッド）など多様
外壁	ALCコンクリート・ヘーベル（独立気泡、高い断熱・遮音・耐火性能）	ダインコンクリート（オートクレーブ養生、トバモライト結晶で高耐久）
基礎	連続布基礎（浸水後も地中に排水、腐食防止）	・ダブルソリッドベース＋連続布基礎 ・地盤改良対応で不同沈下防止
省エネ	・ZEH標準対応 ・ALC＋高性能断熱材＋ネオマフォームで高断熱・高気密	・グリーンファースト ゼロ（ZEH） ・高断熱サッシ・省エネ換気で快適

ヘーベルハウスは鉄骨×ALCの制震＆断熱を標準化、一方積水ハウスは構法別に最適素材を組み合わせて、どちらも高水準の耐震・断熱・耐火を実現しています。

アフターフォロー体制

建てた後も安心して暮らせるよう、ヘーベルハウス・積水ハウスは長期にわたるサポート体制を整えています。

会社	主なアフターサービス
ヘーベルハウス	・初期保証30年 ・60年無料点検（5年ごと） ・カスタマーズセンター24h対応
積水ハウス	・初期保証30年 ・永年保証制度 ・定期点検（3ヶ月・1・2・5・10～25年） ・Netオーナーズクラブ

どちらも長期保証を標準化し、専任スタッフによる定期点検で住まいを支えてくれます。

ヘーベルハウスは、無料点検が最長60年続くのがポイント。一方、積水ハウスは30年以降の有償点検を受けることで、永年保証が続きます。

工事期間

ヘーベルハウス・積水ハウスは、工法に違いがあるため工事期間も違います。実際に家が出来上がるまでの期間感も比較ポイントです。

会社	推定工事期間
ヘーベルハウス	約4か月
積水ハウス	約2.5～3か月

天候・土地条件による前後はありますが、積水ハウスのほうがややスピーディーに進むケースが多いようです。

ヘーベルハウスと積水ハウスの決め手｜どっちが良い？

家の耐震性や断熱性、価格、アフターサービスなど、重視ポイントは人それぞれ。ヘーベルハウスと積水ハウス、それぞれの実績と性能を数字で比べ、選ぶ決め手を明確にします。

比較項目	ヘーベルハウス	積水ハウス
年間引渡戸数（2024年度）	11,878戸	10,369棟
平均坪単価	約90万円前後／坪 ALC外壁×鉄骨構造で高耐久性	約90万円前後／坪 自由設計×コストバランス重視
主力商品	RATIUS 重鉄制振ALC構造 約56tの力に耐え大開口	IS STAGE ダインコンクリート×天然石貼りで邸宅感
構造（耐震性）	重鉄制振・デュアルテックラーメン構造 柱厚6mmで揺れを低減	ダイナミックフレームシステム 最大7m無柱大空間対応
断熱性・省エネ	ALC外壁が高断熱・高気密を実現 住宅建材ALCの断熱性能が高い	超高断熱サッシ＋ZEH対応 大開口と省エネを両立
アフターフォロー	初期30年保証・最長60年 60年無料点検	初期30年保証 永年保証延長制度あり
工事期間	約4ヶ月	約3ヶ月

おすすめの人リスト

ヘーベルハウスは「制震×大空間×60年点検」の安心感が決め手、一方の積水ハウスは「自由設計×コスパ×こまめなフォロー」で選ばれています。

自身の優先順位に合わせて、後悔のない選択をしてください。

ヘーベルハウスと積水ハウスをまとめて比較する方法

ヘーベルハウス・積水ハウス、どちらのメーカーを選ぶか迷ったら、まずは情報収集が肝心。オンラインで資料を一括請求してスペックや見積もりを比べたり、実際に相談カウンターに足を運んでプロのアドバイスをもらったりすると、両社の違いや自分好みがクリアになります。

無料カタログ請求サイトを使う

自宅でゆっくり比較したいなら、ネット申し込みで大量のパンフや間取りプランが届く一括請求がおすすめ。フォーム入力は1回でOK、送料・手数料は無料です。

近くの相談カウンターへ行く

リアルに話を聞いて疑問を解消するなら、相談カウンターが便利。実物サンプルや模型を見ながら、設計プランや資金計画の相談ができます。

• SUUMOカウンター
  駅ビルやショッピングモールに常設。ヘーベルハウス・積水ハウスを含む大手メーカーの資料が一堂に揃い、担当者と対面で話せるので疑問がすぐ解決します。
  👉【SUUMOカウンター 店舗一覧】
• LIFULL HOME’S（ライフルホームズ） 相談カウンター
  都市部を中心に展開。土地探しから資金計画、建築プランの詳細までトータルサポート。複数メーカーをまとめて比較できるのが強みです。
  👉 【LIFULL HOME’S（ライフルホームズ）の相談窓口案内】

ヘーベルハウスと積水ハウスを比較して決め手を見極めよう！

ヘーベルハウスと積水ハウスは、ともに魅力的な商品をラインナップするハウスメーカーです。

ヘーベルハウスは、重量鉄骨フレームとALC外壁で制震・断熱性を両立し、長期点検サポートで住まいを末永く守る安心感が魅力です。一方、積水ハウスは多彩な構法から自由にプランを選べ、高品質な断熱・防火性能を標準化、施工期間や保証延長、コスト配分などが魅力的です。

譲れない条件を軸に比較すると、自分らしい住まい選びの決め手が明確になるでしょう。資料請求やモデルハウス見学、専門家の意見を取り入れれば、数字だけでは見えない感覚的なフィット感もつかめます。

安心感・快適性・デザイン性・コストのバランスをどう捉えるかで、あなたに最適なメーカーが浮かび上がるはずです。