ダイワハウスと積水ハウスを比較!違い・どっちが良いかも解説

ダイワハウスと積水ハウスを比較 アイキャッチ

住宅購入を検討する際、ダイワ(大和)ハウスと積水ハウスは名前が挙がることが多い大手ハウスメーカーです。しかし、それぞれの特徴や価格帯、性能面には微妙な「違い」があり、「どっちが良い」のかを見極めるのは意外とむずかしいもの。

今回の記事では「ダイワハウス」と「積水ハウス」を徹底比較し、アフターサービス、坪単価などのポイントをわかりやすく解説します。理想のマイホームを手に入れるために、両社の強みと注意点を押さえて、あなたにぴったりの選択肢を見つけましょう。

目次

ダイワハウスと積水ハウスの比較・違い

ダイワハウスと積水ハウスの比較・違い ハウスメーカーのイメージ

住宅メーカー選びで迷う「ダイワハウス」と「積水ハウス」。ここでは、会社規模や坪単価など、主要7項目を比較し、それぞれの違いを説明します。両社の特徴を把握して、どっちが良いか判断するための材料にしてください。

会社情報

ダイワハウスと積水ハウスは、ともに創業60年以上を誇る国内大手。売上・従業員規模から企業安定性をチェックしましょう。

ダイワハウス積水ハウス
創業1955年4月5日1960年8月1日
連結売上高5兆2,029億円(2024年3月期時点) 4兆585億円(2024年度)
従業員数16,135名(2024年3月31日現在) 15,664名(2025年1月31日現在)

大和ハウスは売上・社員数ともに、少しだけ積水ハウスを上回っています。グループ全体の事業規模でもやや優位と言えるでしょう。

一方、積水ハウスは全国に263の展示場を展開しています。実際に見て比較したい人には、積水ハウスの展示場が便利です。

販売戸数(着工数)

ダイワハウス・積水ハウスは、どちらも販売個数が業界トップレベルです。両社の年間着工戸数から、市場シェアを把握しましょう。

ダイワハウス積水ハウス
2023年度戸建着工棟数7,019棟10,369棟
ハウスメーカー内順位7位3位

積水ハウスは、戸建て着工数で業界トップ3入りしています。分譲戸建では大和ハウスが強いものの、戸建て住宅単独では積水ハウスが首位を獲得。違いが数字に表れています。

坪単価(住宅価格)

坪単価帯でコスト感を比較。木造/鉄骨問わず住まいの予算設計に必須です。

ダイワハウス積水ハウス
坪単価相場70~150万円程度(2025年6月度) 50~100万円程度(平均84.6万円)

ダイワハウスは、規格住宅からハイグレードまで幅広く展開しています。そのため、最高峰グレードの商品を選ぶと、坪単価が150万円前後となることも。

一方、積水ハウスは平均84.6万円程度となります。自由設計や高性能設備を組み合わせつつも、坪単価のバリエーションを抑えています。

商品(木造・鉄骨)

ダイワハウスと積水ハウスには、木造・鉄骨で違いがあります。まずは、両社が誇る主力シリーズを木造・鉄骨で比較しましょう。

ダイワハウス積水ハウス
鉄骨系xevo(高耐震・断熱) イズ・ステージ(自由設計・高意匠)
木造系xevo Granwood(高断熱・省エネ) グラヴィス(シャーウッド中高級)

ダイワハウスの主力“xevo”ブランドでは、耐震・断熱を強化しています。また、規格とセミオーダー両面で展開しているのもポイントです。

積水ハウスは“シャーウッド”木造の中高級グラヴィスと、鉄骨“イズ・ステージ”で、自由度とデザイン性を追求しています。耐力性をアップさせながらも、自分好みの空間を演出しやすいです。

住宅性能(耐震性・断熱性・耐火性など)

ダイワハウス・積水ハウスは、どちらも大手だからこそできるハイグレード設備を展開。両社の住宅性能を、構造・外壁・基礎・断熱・窓・省エネ・耐火性の7項目で詳しく比較します。

スクロールできます
項目ダイワハウス積水ハウス
構造– 繰り返し耐震×エネルギー吸収デバイス搭載
– 重量鉄骨・木造いずれも対応
– 制震ダンパーで揺れを熱に変換し抑制
– フレーム強化+制震システム
外壁– 窯業系・金属系など豊富なラインナップ
– 防火・意匠性のバランス重視
– コンクリート系パネル標準装備
– 陶版外壁で高い耐火性・美観
基礎– 太いアンカーボルト直結構造
– 湿気・シロアリ対策も標準化
– 布基礎+ダイレクトジョイント工法
– 耐久シートで基礎強度アップ
断熱– 外張り+内側充填のW断熱
– 次世代基準(HEAT20 G2相当)クリア
– 全周ぐるりん断熱で隙間を最小化
– UA値向上と気密性に注力
– 日射を遮るLow-E複層ガラス採用– アルミ×樹脂複合サッシで断熱性能強化
省エネ– ZEH対応・全熱交換換気連携可能
– 冷暖房費を大幅カット
– HEMS/エネファーム標準搭載
– 創エネ+蓄エネシステムと直結
耐火性– 鉄骨・木造共に防火構造認定取得可能– 1時間耐火認定の外壁を標準装備

比較ポイント解説

  • 構造&基礎
    両社とも最高クラスの耐震・制震技術を持ちますが、ダイワハウスはエネルギー吸収デバイス、積水ハウスはダンパー制震+フレーム補強に特色があります。基礎も直結構造をベースに、各社が独自の強化策を講じています。
  • 断熱&窓
    W断熱+高性能サッシを標準とするダイワハウスに対し、積水ハウスは全周断熱「ぐるりん断熱」と複合サッシで隙間を極限まで減らすアプローチ。どちらも快適性は折り紙つきです。
  • 外壁&耐火性
    ダイワハウスは素材バリエーションが幅広く、デザイン重視派に人気。積水ハウスはコンクリート系・陶版外壁で「高耐火×高意匠」を両立しています。
  • 省エネ
    両社ともZEH・HEMS対応で光熱費削減が可能。ダイワハウスは断熱×換気制御、積水ハウスは創エネ×蓄エネ連携に強みがあります。

ダイワハウス・積水ハウスは、いずれも最高等級クラスの性能を標準装備。細かな仕様やオプションの組み合わせで差が出ますので、地域特性やライフスタイル、デザインの好みを踏まえて最適なプランを検討してください。

アフターフォロー体制

保証期間や定期点検回数から長期安心度を比較。

ダイワハウス積水ハウス
初期保証期間30年(点検受診が条件) 30年(点検受診が条件)
延長保証最大60年(10年毎の有償メンテで延長) 永年保証(定期点検受診で無償延長)
定期点検回数引渡後1ヶ月・1年・2年・5年・10年・15年(25・35・45年は延長条件)引渡後3ヶ月・1年・2年・5年・10年・15年・20年…25年まで無料

積水ハウスは「永年保証」をうたうアフター強化型。無償点検が15回までと多彩です。

ダイワハウスは、30年初期保証後、条件付きで最大60年まで延長可能です。

工事期間

ダイワハウス・積水ハウスは、それぞれ工期期間が違います。そこで、木造・鉄骨それぞれの標準的な工期比較しました。

ダイワハウス積水ハウス
木造住宅約4~6ヶ月約5~7ヶ月
鉄骨住宅約5~7ヶ月約6~8ヶ月

両者ともに、鉄骨住宅のほうが工期が長めです。全体的な工期で見ると、ダイワハウスの方がやや短いと言えるでしょう。

ダイワハウスと積水ハウスどっちが良い?

ダイワハウスと積水ハウスどっちが良い? ハウスメーカーの相談イメージ

ダイワハウスと積水ハウス、どちらも魅力的で迷ってしまうひとのために、どっちが良いか具体的に解説します。まずは、主要項目ごとに「どちらが強みを発揮するか」を比較表で違いを整理しましょう。

スクロールできます
項目ダイワハウス積水ハウス
価格帯坪単価 70〜150万円坪単価 50〜100万円
デザイン・意匠外壁材20種類以上陶版外壁「ベルバーン」50色以上
耐震・制震Σ形エネルギー吸収デバイスで震度7を7回クリア制震ダンパー「シーカス」で揺れ幅を50%以上低減
断熱仕様 (UA値)0.51以下(HEAT20 G2相当)0.50以下(HEAT20 G2相当)
省エネ効果冷暖房費約61%削減/ZEH対応可太陽光+蓄電システム導入で光熱費平均20%削減
アフター保証初期30年保証(10年毎点検+有償メンテで最長60年)初期30年保証(定期点検受診で無償延長、実質永年保証)
工期(鉄骨住宅)平均6ヶ月(5〜7ヶ月)平均7ヶ月(6〜8ヶ月)
工期(木造住宅)平均5ヶ月(4〜6ヶ月)平均6ヶ月(5〜7ヶ月)

以上の点から、ダイワハウス・積水ハウスがおすすめの人は以下の通りです。

ダイワハウスがおすすめの人
  • 予算幅を広く取りたい──ローコストからハイクラスまで多彩な価格帯を検討したい
  • 短い工期で新居を完成させたい
  • 次世代断熱や省エネ性能を重視し、冷暖房費を抑えたい
  • 規格型プランでもデザイン性を保ちながらリーズナブルに建てたい
積水ハウスがおすすめの人
  • デザインや外壁素材に強いこだわりがある
  • 長期保証とメンテナンスの安心感を最優先したい
  • 制震技術による抜群の地震対策を求める
  • 創エネシステム(太陽光+蓄電など)で自宅をエネルギープラント化したい

以上を参考に、ご自身の重視ポイントと照らし合わせて、どっちが良いかを検討してみてください。

ダイワハウスと積水ハウスを比較するときに便利な方法

ダイワハウスか積水ハウスかで悩んでいるときに、最も効率的なのが「無料カタログ請求」です。カタログなら、両社のプランや価格、標準仕様、オプションの違いをじっくり比較でき、営業担当との面談前に自宅で落ち着いて検討できます。

無料カタログ請求をするメリット

  • 全ラインナップが一目瞭然
    規格住宅の価格帯からセミオーダー・フルオーダーの仕様まで、各シリーズの特徴を冊子でまとめて確認可能。
  • 仕様やオプションの詳細チェック
    外壁素材・断熱材・制震装置など、標準搭載とオプション価格が明記されているため、追加費用の見積もりもお手軽。
  • 間取り・施工事例の豊富な写真
    実際の施工例やモデルプランの間取り図が掲載されており、「自分の暮らし」に合ったプランがイメージしやすい。
  • 営業担当との商談もスムーズに
    カタログを手元に用意しておけば、気になるポイントを整理して質問できるので、無駄のない打ち合わせが実現します。

ダイワハウスと積水ハウスの比較・違いを知ってどっちが良いか決めよう!

ダイワハウスと積水ハウスの比較・違い ハウスメーカーとの面談イメージ

「ダイワハウス」と「積水ハウス」の特徴や性能、価格帯、アフターサービスの違いを比較することは、家づくりにおいてとても大切です。予算重視なら幅広い坪単価を持つダイワハウス、デザインや長期保証を重視するなら外壁素材と永年保証が魅力の積水ハウスがそれぞれおすすめ。

実際にカタログなどで仕様を確認しながら、自分のライフスタイルや優先順位に合った「どっちが良いか」を決めましょう。ダイワハウス・積水ハウスで、理想のマイホーム選びをスタートしてください!

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